このプロジェクトを通して最近、細野と、細野のまわりにいてくれる仲間と
の関係性についてよく考える。
僕たちの社会では、「個人」を単位として能力を評価される事が多い。
でも、人が産み出す力や産み出されたものの大きさを考えるなら、その
「個人を取り巻く関係性」を単位としたほうがリアリティーがあり、
発展性もある気がする。
仲間の質によって個人のあり方も相当に違ってくるからだ。
「そうそう、こういうことが言いたかったかもしれない…」なんていいながら、
先の見えないところをお互い手探りしながら進んでいき、それが各々の眠っていた
力を引き出す経験となって、お互いの関係性までもがクリエイティブなものに
なっていく。
ひとつのプロジェクトは、アーティスト1人で考えたものよりも、アーティストを
取り巻く人間関係やそのクリエイティブな関係を産み出せたかに、大きく掛かって
いるのではないだろうか。
おばハニープロジェクトを通して知り合ったスタッフで、
ここだけの話、密かに憧れている人がいる。
その人の話は、本当におもしろい。
人間としてすごく多彩で、幅があり、独特な精神論的な物の見方を
するし、とびっきりのユーモアがある。
細野とお互いを高め合うクリエイティブな関係を築き、いつも一緒に
いてくれる頼もしい人である。
細野の最近のCM作品の半数を一緒にやっているカメラマン。
2児の父。職業は、「Director of Photographer」撮影監督。撮影現場の総責任者。
おばハニーの旅のロケでは、カメラマン細野をサポートしてくれ、
今回のおばハニーの箱のセットのライティングをしてくれている。
自分の人生を「旅」に見立てて考えた時、ぼくは、この人の事を考える。
子供と家族を大切にし、日曜大工で家を建て、後輩を思いやり、慕われ、
本を何冊も書けるくらいの教養が有り、多趣味で、なにより明るい性格だ。
僕は、絶対にこの人のようにはなれない。
わかっているけど、、、近づきたいと、憧れてしまう。
細野が、この人とクリエイティブな関係を築き、作品を産み出していくように、
僕はその人のようになれなくても、一生懸命自分の出来る事をやり、自分も
そういう関係を築けるパートナーと一緒に自分の旅を続けていくしかない。
カズさん。
これからも細野をよろしくお願いしますネ!尊敬してます!